カナブンドットコム

ビジネスグッズ、子育て、趣味など雑記ブログです

突然右耳が聞こえなくなった・・・!?メニエル病手前の治療とは

 人間40を過ぎるとなかなか体の不調を実感することが多くなります。

 いや、思い返せば30歳過ぎた頃からなんやかんやと不調が出始めたような気もします。

 とはいえ、毎日薬を飲むような事もなく、健康診断で何か引っかかるような事もなく、世間一般的には健康体と言っていい体に感謝していますが、嫌な不調は突然やってきました。

 

右耳が聞こえない・・・?

 子どもとお風呂に入っている時、右側で息子がシャワーを浴びているのに、音は左側の壁を反射して聞こえると言う摩訶不思議な現象が起こりました。

 会話の声も右側にいる人の声が左耳から聞こえると言うなんとも気持ち悪い現象に、右耳が聞こえが悪いのです。さすがにちょっとヤバイな・・・と感じたわけです。

お風呂以外でも右耳は明らかに聴力が落ちている様子。常に「ボォォォ」と雑音が聞こえているので、突発的な難聴のようになっていたのでしょう。

 聞こえの不調だけならもしかしたら「そのうち治るだろ」と放って置いたかもしれませんが、 もう一つの症状には悩まされました・・・

 

バランス感覚がおかしい?めまいの症状も

 すぐに耳鼻科を受診したのは、「めまい」があったから。なんとなく頭と言うか目がグルグル回る現象はさすがにちょっと怖い。

 普通に立っているつもりが、クラァ〜っとバランスを崩す感じです。

 耳と目って密接にリンクしているんですね。

 自分の体もしっかりと人間の構造をしているんだなとちょっと安心。

 でも人間の体の構造がいかに複雑か、ちょっとした変化でこんなにも影響が出るのかと実感しました。

 立っていてもなんとなくゆっくりと体が傾いていく感じ。倒れはしませんでしたが、いつもと同じように車の運転していたのが、今となっては少し怖いですね。

さすがに「診てもらわないとヤバイな」と思い、次の日に耳鼻咽喉科に駆け込みました。

 

耳鼻科でしっかりと検査

 耳鼻科に行くと、案の定患者が多く、長時間の待ちは仕方ないなと覚悟しました。

 耳鼻科はとにかく患者が多いイメージが強いですね。どうしてだろう。花粉症の時期なんてもう受診だけで1日仕事です・・・

 

 症状を伝えると、「なるほどね」っていう感じの先生。

 耳の中を見て、鼓膜もチェック。

 「鼓膜はきれいだね」

 「あ、ありがとうございます」

 

 めまいのチェックのため、真っ黒なVRゴーグルみたいなやつを被ります。

目を開けてるのか閉じてるのか分からないくらい真っ暗なゴーグルの中にカメラがついていて、「はい、右見て」「次は左」とどうやら目ん玉の動きを見ているようです。

 リクライニングが倒れて仰向け状態になるとやっぱりぐるぐる目が回る感覚が出てきました。

 カメラで見てみると、瞳が小刻みに動いてて、反時計回りにジワーっと回ってるようす。これがめまいの証拠ですって。

 

続いて防音室での聴力検査ではいろんなバリエーションの音への反応をチェックしました。

 

聴力低下、原因は…

 検査の結果、右耳の聴力がやや落ち気味らしく、40dBくらい。通常は30dBはほしいところだから、一時的に難聴になっているのは間違い無いようです。

メニエル病になりかけってとこだね」

「ちゃんと睡眠とれてる?」

と先生。

 

 睡眠は、自分ではちゃんと寝ているつもりなんです。

 大体午前2時就寝で午前6時半起床。

 4時間半かあ、これって睡眠不足かもしれないと自覚。

 運転中、赤信号で落ちそうになるって、やっぱり寝不足なのかな、と反省です。 

ちゃんと治療せねば!

 

メニエル病」って、なんじゃそれ?

 ここでメニエル病とはなんなのか調べてみました。

 決定的な原因ははっきりしていないのですが、ストレスや疲れ、睡眠不足、気圧の変化などが誘因し、内耳のリンパが増えてしまう病気だそうです。

耳の奥に何か異常が発しているわけで、そりゃ難聴や耳鳴り、めまいがするのも納得がいきます。

 突発性難聴と似ていて、判別しにくい事もあります。

 通常は片耳の難聴や耳鳴りが主症状で、酷い場合は、吐き気や冷や汗などの症状も出てきます。もはや生活に支障がでるレベルですね。

 30代〜40代の女性に多い病気らしい。(私は40の男ですが・・・)

 神経質・几帳面、やせ型の人に多いようです。(ん〜、まあまああたってるかな)

 

めまいの症状には要注意です。

なんの予告もなく突然襲ってくるめまい。長い人は30分から6時間も発作が続くので、仕事中や運転中などに起こると想像すると恐ろしいですね。

 

とまあ、メニエル病とはこんな病気なのです。

 

メニエル病の治療へ

 基本的には良性の発作のため、自然治癒する病気です。

 とはいえ、ずっとめまいに苦しんだり、聴力が落ちた状況で自然治癒を期待する人もそうはいないでしょう。

 絶対に受診を勧めます。

 

 今回は薬の服用での治療となりました。

出された薬は3種類。

 

①神経系の修復を期待する「メチコバール500μg」

②めまいを改善する「アデホスコーワ顆粒10%」

③イソソルビド内用液70%分包30ml[CEO]

 

最強にまずい飲み薬に悶絶

 要注意なのは、③のイソソルビドという薬。

 「不味いけど飲んでねー、がんばって」と先生が強調するだけあって、ほんっとに不味い!液体で30mlの袋に入った飲み薬。

f:id:sknb:20200708152615j:image

 あー、このパッケージ見るだけで嫌気が。

 クイッと飲むと、グレープジュースに近い味付けではあるものの、超甘くて濃い!まずい!

 口の中に広がるなんとも言えない甘さが不快感この上なしです。飲み切った後の後味の悪さも最悪で、ゾクゾクっと寒気が走るほど。(個人的感想)

 ネットで検索してみても、イソソルビドの不味さには多くの人が苦戦しているようで、いろいろな物と混ぜて試してる場合でも、結局薬の強烈な味が勝ってしまい、量が増えるだけであまり勧められてません。

しかも、この薬を1日3回食後。

2週間分となると相当な量ですが、はっきり言って飲み切れる自信なし。。。 家に持って帰った数箱分のイソソルビドを前に絶望しちゃいます。

 

イソソルビド攻略法

 一番飲みやすい方法は、至ってシンプル。

 コップに入れてストレートで、喉の奥に流し込むようにクイッといきましょう!

これが一番ダメージが少ない。

 間髪入れずに野菜ジュースのような濃い目の飲み物を飲み干せば、ごまかせるかもしれない。

 医師も薬剤師も太鼓判を押すほどのまずい薬ですが、「良薬口に苦し」

 しっかりと飲んで回復に努めれば、効果は現れてくるでしょう。

 

まとめ

 強烈な薬のおかげもあって、すぐに耳の状態も良くなりました。

 今回のケースは軽症のパターンでしたが、メニエル病の兆しがあれば、真っ先に受信することをお勧めします。酷いめまいや難聴はほっとくと良くないそうで、聴力の低下も元に戻り切らないこともあるとか。

 点滴や入院なんてことにならないように、きちんとした治療を受けましょう。